ETV特集 第304回 1月31日(日)
シリーズ日本と朝鮮半島2000年
第10回 “脱亜”への道 ~江華島事件から日清戦争へ~
明治維新以後、隣国朝鮮は、中国(清)・日本・世界列強の関心を集めます。
といっても、友好的な話ではありません。
世界列強は 植民地を広げ、勢力を拡大しようと躍起ですから・・・。
日本は 明治維新でなんとか独立を守り、今度はアジアへ目をむけていく。
これまで知らなかった、歴史の中での福沢諭吉のことなどを この番組で少し知ることができました。
その後については、このシリーズではなく 別な番組が放送されるということで、最終回。
今回の番組の紹介を以下に載せます。
江華島事件から日清戦争までが 日朝の二人を中心に紹介されます。
啓蒙思想家・福沢諭吉と朝鮮王朝の官僚キム・オッキュンは連携して、朝鮮の近代化を目指したが、挫折する。
開化派の官僚・キムは、福沢の支援を受け、日本型の近代化を進め、宗主国・清に対抗しようとした。しかし、クーデターの失敗で挫折。福澤は「脱亜論」を発表する。
江華島事件から日清戦争までの近代の関係を福沢諭吉とキム・オッキュンを軸に見ていく。
江華島事件(1875年)をきっかけに、鎖国施策をとってきた朝鮮王朝を開国させた日本。その後、両国が文明化することで連携し、共に欧米列強に立ち向かおうと模索した人々がいた。福澤諭吉とキム・オッキュン(金玉均)である。
慶應義塾創始者の福澤は、万国公法を基にした近代的関係を朝鮮王朝に求めた。一方、開化派の官僚・キム・オッキュンは、日本型の近代化を進めることで、宗主国・清(中国)に頼る朝鮮王朝を改革し、欧米に対抗しようとした。しかし、その構想はクーデターの失敗で頓挫する。福澤は、朝鮮近代化の“敗北宣言”として「脱亜論」を発表。「主義とする所はただ脱亜の二字にあるのみ。・・・隣国の開明を待ちて共にアジアを起こす猶予なし」とした。
近代、江華島事件から日清戦争までの日本と朝鮮半島の関係を福沢諭吉とキム・オッキュンを軸に見ていく。
難しい問題ですが、これを機会に考えよう と 参考Webや本を探しました。
・ 脱亜論 - Wikipedia
・ 現代語訳2つ isa訳 脱亜論 、 脱亜論「現代語訳」と「原文」
・ 福澤 諭吉の著書集
◇ 脱亜論と 福沢諭吉に関する本
◇ その頃の日本を知ろう! 坂の上の雲 ― NHKスペシャルドラマ
原作を読もう → 「坂の上の雲」 司馬 遼太郎