ETV特集 第294回 10月25日(日)
シリーズ日本と朝鮮半島2000年
第7回 東シナ海の光と影 ~倭寇の実像を探る~
14世紀、東シナ海に忽然と現れた日本の海賊・倭寇。
朝鮮半島から中国沿岸で猛威をふるい、高麗王朝滅亡にも影響を与えた 海の民の実像を日韓双方の最新調査から探る。
韓国テアン水中発掘現場のようすや、対馬にのこる当時の遺物などをもとに、
海の民・倭寇の実像が、最新の研究成果を踏まえて 紹介される。
ゲストのお二人は、それぞれ持論を主張するばかり・・・。
勉強不足なので・・・ 村井先生の 「境界人なる言葉」を始めて聞きました。
今回の番組に限っては イマイチ説得力が感じられない。
国境付近の人々は中央の政権より、身近な距離のお隣のほうが、生活の場になるのは確かだろう。
国境といえども、領土の線引き、戦争のボーダーラインとするより、両側のなじむ領域にしたほうが平和に暮らせていいと思う。
そういう意味で、どっちつかずというか、よく言えば自由な海の人々、もしかしたら両方に属している人たちの存在や生き方はわかる気がします。
とくに、現在 この考えで 戦争がなくなればいい! という考えには賛成です。
さて、番組に戻りますと、
なによりも印象深いのは、あの絵巻きの 日本人(倭寇)の風俗(服装・髪型)です。
あれだけ、隣国と際立って違っていては、境界のあいまいさより、民族の違いがくっきり!
そうなれば、やはり政治の安定による国家間の友好の方が、境界の人々にも重要になると思いました。
話し変わって、
リポートの場面や、ゲストの韓国語が字幕付で流れます。
で、これまでは 単なる 音 だったのが ほんの少しだけ韓国語に聞こえました。
ユンソナさんが、韓国語でこんにちは~、と挨拶するあたりだけですけど、
なんか、すごく 耳が変化したような感じで、うれしい驚きです!
【ゲスト】東京大学教授…村井 章介, 韓国スンシル大学名誉教授…キム・ムンギョン,
【キャスター】三宅 民夫, 【リポーター】ユンソナ (韓国出身女優・タレント)
14世紀、東シナ海にこつ然と現れ、朝鮮半島から中国沿岸を襲った日本の海賊・倭寇。
韓国の水中発掘調査により、彼らが活動した東シナ海の姿が明らかになってきた。
高麗王朝滅亡にも影響を与えた海の民は、どうして現れたのか?
そして、いかなる運命をたどったのか?
日本と朝鮮半島の双方から謎に包まれた倭寇の実像に迫る。
14世紀、東シナ海に猛威をふるった倭寇。
倭寇は単なる海賊ではなく、重武装した騎馬軍団として朝鮮半島の内陸深くまで侵入していたことがわかってきたが、その中に朝鮮半島の人々が加わっていたかどうかが、論争の的になっている。
彼らは一体何者だったのか?
近年、韓国で進む水中発掘から、倭寇が活動した東シナ海の交易ネットワークが明らかになってきた。
最新の研究成果を踏まえ、正史には刻まれない海の民・倭寇、そして商人の実像に迫る。
これを期に、村井 章介氏の本を 読んでみようかな!